「学校で勉強して本当に意味あるのか」
「偏差値高い高校、大学に入って一体何になるのか」
あなたも一度は考えたことはあるのではないでしょうか。
あるいは、あなたのお子様に質問されて、「四の五の言わず、とりあえず勉強しろ!」って反論したり、、、
正直、社会人になってから、古文も漢文も読解した経験はありません。微分・積分も三角関数もほとんどの人は使わないでしょう。
じゃあ、なんで社会でほとんど使わないような知識を中学、高校(場合によっては大学)と一生懸命勉強するのでしょうか。
どーも、RunRunです。僕は、世間で言ういわゆる高学歴エリートです(笑)。そこそこ偏差値高い大学に入り、博士課程まで進学しました。平均的な人よりは勉強に費やした時間が多いと自負しております。そんな僕が、今回の記事では、学校で勉強し、高学歴を獲得する意味について考えてみました。
学歴と幸福度には相関関係はない
「学校で一生懸命勉強して、高学歴になったとして幸せになれるのですか。」
非常にずるい回答をするならば、それはその後の人生をどう生きるか次第でしょう。幸せになれる人もいるし、なれない人もいる。
しかし、勉強できるということは現代の日本社会において間違いなく「お得」である。
もし、「勉強なんてやっても将来役に立たないからやらなくていい」とか「勉強せずにもっと遊んで青春を楽しんだ方がいい!」とか言ってくる輩が周囲にいたとしても、彼らに惑わされず勉強した方が今後のためだろう。特にあなたが周りを圧倒するレベルの何か才能がないのであれば、、、
高学歴が受けられる恩恵
僕自身、一生懸命勉強し、難関入試を突破することでいろいろな恩恵を受けてきた。
これまで受けてきた恩恵
- 初対面の人からの信頼
- 高時給なバイト
- 能力が高く刺激的な人との出会い
- そこそこ年収の高い仕事に就ける
もちろん上記のような恩恵は、高学歴でなくても受けられます。しかし、高学歴であることで、学歴がない人が100努力してやっと手に入ることを5くらいの努力で手に入れられます(僕の経験上)。
どうせ、学校に行って机に座って授業受けなければならない身分ならば、いっそのこと一生懸命勉強し、ペーパーテストの正答率をあげることに専念してみてはどうだろうか。
たったこれだけで、その後の人生で多くの恩恵を最小の努力で受けることができる。
勉強って人生の難易度を下げるには、意外とコスパのいいんですよ!!
勉強する意味とは
実際、勉強してきてよかったなと思ったことは以下の3点です。
- 学校で習った知識は大人になっても意外と使える
- 勉強する習慣、やり方が身に付く
- 難関試験を突破したという成功体験を得る
それぞれについて詳細に説明していきます。
意外と役に立つ知識
勉強はコスパがいいといっても、全く意味のない知識を頭に叩き込むことはあまりにも苦痛ですよね。しかし、意外と学校で勉強した知識って実用的なことも多いんですよ。
個人的な経験から、圧倒的に英語は役に立ちます。ご存じの通り、グローバル化社会において、英語は共通言語になっています。
ちなみに、会話する際は、日本人ならばゴリゴリのジャパニーズイングリッシュでOKです。第二言語として英語を使用している人は多かれ少なかれ訛りがあるので、日本語訛りの英語を話すということに誇りを持ちましょう。我々は日本人です!
サイエンスをはじめとする最先端分野の情報はまず英語で発信されます。インターネット上で最も使用されている言語は英語です。現代社会において、早く正確に多くの情報をキャッチするにはある程度英語を理解できる能力が求められます。
海外旅行に行くにしてもちょっとした英語が喋れることで楽しみが増えたり、トラブルを回避できたりと役立つ場面が多いと実感します。
旅行関連で行けば、世界史や日本史を知っていることでより旅行が楽しめることもあります。同じ景色、建物、絵画を見ていても、その背景知識があるとないとでは見方・感じ方はまるで違います。
旅行の計画を立てるときに、学生の頃こんなこと習ったなと思い出せれば、ネットで調べてより楽しい旅行にできるかもしれないです。
化学や生物の知識があれば、病気になったとき、医者がどのような治療を行おうとしているか、ある程度知ることもできます。そういうことを知っているだけでも安心感は違ってくるはずです。
上に書いたことはただの一例にすぎませんが、ある程度は実社会で役立つ知識を学んでいるんですよね。すべて実用的な知識を得られるわけではないものの、勉強することによって素敵で楽しい将来像をイメージできれば、やる気も高まることでしょう。
勉強する習慣・やり方が身に付く
勉強って、入試が済んだら終わりではなく、生きている限りずーーと続きます。それは、就職しようが、起業しようが、スポーツ選手になろうが、芸能人になろうが、例外なくです。
もちろん、国、数、英、理、社を机の上で学ぶわけではないですが、それぞれの分野で活躍しようとするならば、確実に勉強しなければならないことは存在します。おそらく、一流の人は受験勉強以上に勉強していることでしょう。
今まで一切勉強してこなかった人は、いざ勉強することが必要になった時、「勉強ってどうやるんだ」、「勉強を習慣化するのって難しいな」となってしまうでしょう。
そうならないためにも、学生の内から勉強のやり方や勉強する習慣をしっかり身に付けることが大切です。
実際、僕自身、勉強のやり方・習慣が身に付き、社会人になってからも勉強して新しい知識を吸収すること自体全く苦にならないです。むしろ、学生の時より自分の興味あることを勉強できるので、楽しいなと感じることが多いです。
入試に受かるという成功体験が自信につながる
成功体験ってめちゃくちゃ重要です。テストで100点取れたとき、次も100点取ろうと勉強頑張りますよね。小さな成功体験を積み重ねて、その都度自分はできるんだと良い勘違いをしていくことで、本当にできる人になっていきます。
大体の人は高校、大学と受験すると思います。それぞれ目標にする学校があり、それに向けて勉強に励むと思います。そうして数年間勉強して、志望校に合格できたという体験は後々ものすごい自信につながります。
正直、高校受験や大学受験の結果は人生を振り返ってみるとあんまり大したことではないです。すでに答えが決まっている試験を受けて、出題者の意図通りの解答をすれば合格できますから。
社会にでると、答えのない問題、自分一人では絶対に解決できない課題が山のように降ってきます。そういう超難問、時には解決するために運がめちゃくちゃ必要な課題なんて社会人になればたくさん出会います。それに比べれば、受験なんて意外とぬるいと思うはずです。
とはいうものの、学生からしたら、受験に合格するしないはめちゃくちゃ重要なこと。そこで一生懸命勉強し、合格を勝ち取るという成功体験はその後の人生においてプラスに働くこと間違いないでしょう。
あの時、難しい入試を突破した自分なのだから、目の前の難題もきっと解決できるはずだ!と自信をもって果敢に挑戦でき、その結果、周囲からの信頼を獲得したり、さらに自信が持てたりと、どんどん人生が良い方向へと向かっていくかもしれません。
今すぐ机に向かうべし!
僕がまだ大学生だったころ、地元に帰って中学校の同級生に会うと、
「大学に行って、時間を無駄にするくらいなら高校出てすぐ働いて稼いだ方が得だよ。」とか「大学生は遊んでいるだけだから、就活大変でかわいそうだよな。」とか言われました。
僕自身、高卒だろうが大卒だろうがその人が満足していればどっちでもいいと思います。ただ、上記のように自分の方がいいという発言を聞いてしまうと、
「大学行きたくても行けなかったから自分を正当化して高卒の方が良いと考えているのかな」
と思ってしまいます。大学生を下に見て自分の選択を正当化するくらいなら、勉強して大学行けばいいのにと心の中で思いました。スルーしましたけど、、、
今回、長々と書きましたが、総じて言いたいことは勉強するってお得だよということです。
人生をどう生きるかは人それぞれなので、高校卒業してすぐ働いてもいいし、大学まで行ってダラダラ過ごしてもいいし、大学院まで進学して勉強・研究を極めてもいいです。あなたが自己満足し、充実感を得られれば、何でもいいんですよ。人と比べる必要もないです。
だから、勉強がコスパ良かろうが何だろうが、どうしても嫌いなんだよ!っていう人は無理やり学校の勉強をする必要はないと思っています。勉強なんかしないでゲームでもスポーツでも芸術でも夢中になれることを探して、そこに時間を費やした方がよっぽどいい人生を送れるでしょう。
ただ、勉強以外の何かで一流になって生活するくらい稼ぐには勉強すること以上に一生懸命努力をしないといけないかもしれないです。人と違う道に進むということは、1000回も10000回も挫折して、周りからバカにされて、それでも自分はこれでいいんだという強い信念、覚悟が必要です。あなたはそのくらいの信念、覚悟はありますか。
あなたは今夢中になれることはありますか。その夢中になれることは勉強する時間を割くまでして重要なことでしょうか。そして、その夢中になれることは今後一生続けていく信念、覚悟はありますか。もし一つでもNoがあったならば、学校の勉強に時間を割くことも決して悪くない選択肢だと思います。
さあ、今すぐ机に向かって明るい未来に向けて勉強を始めましょう!!