時間がない社会人必見!?たいていのことは20時間で習得できる話

毎朝7時に起きて満員電車で通勤。残業がない日でも家に着くのは19時近く。その後、夕食にお風呂にちょっと息抜きに、、、気が付いたらもう寝る時間。

休日は、平日の疲れをとるためにお昼までひたすらベッドで寝ている。たまに友達に誘われて1日遊びに出かけると、次の日どっと疲れが出る。

平日も休日も、やる事に追われ、疲れをとることに時間を取られ、「あれ、本当にこんな生活をずっと続けても大丈夫かな?」そんな風に思っている社会人の方々も少なくないのではないでしょうか。

今回の記事は、

「今までの生活も悪くはないけど、もっと新しいことにチャレンジし、自分の知識や経験を広げたい!

「今の会社の業務を続けていても自己成長は感じられないから、仕事以外の時間を上手く確保して、今までやったことのない何かを始めてみたい!

そんな方に向けて、新たな一歩を踏み出す後押しができればと思い、書きました。

時間がなくて悩んでいる社会人が、「今日から新しいことにチャレンジして自分を変えられるんだ!」と思えるきっかけになれば、幸いです。

RunRun

どーも、RunRunです。僕は、超絶ブラック研究室で6年間過ごし、ホワイト企業に就職した生命科学系の研究者です。

ブラック研究室に所属していた時は、研究以外に何かをやる時間など微塵もなく、研究だけやっていました。そこから一転、ホワイト企業に就職し、自由に使える時間が格段に増えました。

そんな自由に使える時間を有効活用し、新しい事にチャレンジしようと思うきっかけとなったのが、今回紹介するジョシュ・カウフマンの「最初の20時間ーあらゆることをサクッと学ぶ方法」という動画です。

今回の記事では、この動画の内容と僕が実践してきたことをについて紹介させて頂ければと思います。

1万時間の法則は嘘?

巷でよく言われている「1万時間の法則」をご存知でしょうか。何か新しいスキルを習得するには1万時間練習する必要があるという理論です。

この法則は、「天才!成功する人々の法則」という書籍で取り上げられ、世間一般に広がったようです。一流のスポーツ選手や演奏家などを調べていくと、総じて1万時間以上練習していたという事実から、何かの専門家レベルに達するには、1万時間必要であるという結論に達したみたいです。

この1万時間の法則が、いつしか独り歩きしていき、

「何か新しいことを始めて、スキル習得するには1万時間かかるらしいよ!」

「そんなに時間がかかるなら、もう新しいことに何も挑戦できないなぁ~。仕事も家事もあるし、、、」

といった感じになっていき、多くの人は挑戦したい事があっても、1万時間というとてつもない時間が確保できず諦めてしまうようです。まあ、1万時間って、8時間労働を5年間続ける時間に匹敵すると考えると、1万時間確保せよと突き付けられたら、普通の人は無理ですよね。

しかし、もう一度考え直してほしい。あなたが新たに始めたいことは、最終目標は専門家になることですか。

例えば、新しくスペイン語を学びたいと思った人は、スペイン語の通訳者として生計を立てられるほどのスキル習得を目指しているのでしょうか。あるいは、新しくテニスを始めたいと思った人は、プロテニスプレーヤーとして全米オープンで優勝することを目指すのでしょうか。

そんなことはないでしょう。多くの人は、新しく習得したいスキルは、たいてい素人の世界でまぁ上手いなぁと思うくらいの熟練度で十分ではないでしょうか。

先ほどの例で言えば、スペイン語ならば、簡単な挨拶ができ、願わくはスペイン旅行で意思の疎通程度可能なくらい。テニスならば、ラリーを難なく続けることができて、初心者相手には試合で勝てる程度でしょう。

ジョシュ・カウフマンの「最初の20時間ーあらゆることをサクッと学ぶ方法」の動画では、上記のような、そこそこ上手いレベルになるには、たった20時間練習すれば十分であるということが紹介されています。1日45分の練習を1ヶ月続ければいいんですよ!

上のグラフは、何か新しいことに挑戦するときの学習曲線です。縦軸にスキル熟練度、横軸に練習時間を示しています。この学習曲線は皆さんも経験済みではないでしょうか。

例えば、テスト勉強。勉強を始めた頃は勉強すればするほど、点数も上がっていきますね。始めの数時間勉強しただけで、テストの点数は0点から60点くらいまで急激に上がりますよね。しかし、60点から100点にするまでは、なかなか大変でしょう。

新しいことに挑戦するときも、まずは60点くらいを目指してみませんかというのが、カウフマンの主張です。上のグラフで説明すると、100点の専門家レベルを目指すならば、1万時間というとてつもない練習時間を確保しなければいけないが、60点のそこそこ上手いくらいのレベルならばわずか20時間でできますよということです!

なんだか、いろいろなことに挑戦してみたくなってきませんか。

20時間で新スキルを習得する方法

カウフマンは、そこそこ上手いレベルに達するまで20時間練習すればOKと言っているものの、やみくもに20時間やればよいというわけではないと主張しています。効率的かつ集中して20時間練習した場合に限り、そこそこレベルでスキル習得できますよと言っています。

効率的かつ集中して練習するために必要なことは以下の3つです。

  1. スキルを分解する
  2. 練習を自分で修正できる程度の情報源を確保する
  3. 練習の邪魔になるものは一切なくす

一つずつ説明していきます。

スキルを分解する

やりたいことが決まったら、まずどのくらいのスキル熟練度を目指すか明確に決め、そのスキルを習得するために何が必要か細かく分解しましょう。

カウフマンの動画での実践を基に解説してきます。

【スキル熟練度】ウクレレでポップソングを弾けるようになる。

【スキルの分解】ポップソングの演奏に必要な4つのコードのみ習得する。

ウクレレのコードの種類は何百もあるようですが、たいていのポップソングを弾くためには4種類のコードを習得すれば、十分ということに気づいたみたいです。そうと分かれば、あとはひたすら4つのコードが弾けるように練習するに限ります。

このようにスキルを分解し、最も重要スキルのみ集中して練習する、まさに一点突破の方法で、目標のスキル熟練度を20時間で達成しようというのが、カウフマンの主張です。

練習を自分で修正できる程度の情報源を確保する

現代の情報社会においては、習得したいスキルの効率的な練習方法や失敗談など、インターネット上にいくらでも存在しているでしょう。また、本屋に行けば、習得したいスキルを体系的にまとめているものも見つかるのではないでしょうか。

カウフマンは、自分の好みに応じた情報源を3~5つほど持っておき、練習で行き詰まったり、効率的なスキル習得ができなかった際に情報源を頼りに自己修正できることが重要だと言っています。

20時間でスキルを確保するためには無駄な練習時間をなくすことが最優先です。分解したスキルの中で最も重要なものを無駄なく練習できるように、時には自分の練習方法を見直し、自己修正できるように情報収集はしておきましょう。

練習の邪魔になるものは一切なくす

新スキルを習得するということは少なからず苦痛が生じますね。普段はダラダラとテレビを見て、ネットサーフィンして、、、というあなたのコンフォートゾーン(快適空間)からアンコンフォートゾーン(苦痛が生じる空間)へと自分を移す必要がありますから。

練習する際に最も重要なことは、練習を邪魔する誘惑は一切なくすことです。スキル習得のために少なからず大変な思いをして練習に取り組む必要があります。もし、あなたが必死に練習している横で、面白いテレビが始まったら、練習そっちのけでテレビに集中してしまうでしょう。

とにかく、20時間は集中して効率的に練習する!!!という強い意志を持ち、今までやりたかったけど時間がなくてできなかったことにチャレンジしてみましょう。もしかしたら、何か新しい光が、あなたの人生に差し込むかもしれないですよ。

【実践報告】ブログ運営を始めてみた

カウフマンの動画の指摘の通り、スキル分解と重要スキルを理解し、それのみ集中して練習することが20時間でソコソコ上手になる秘訣ということは分かりました。では、早速僕も実践しようと思い、前からやってみたかったブログ運営を始めてみました(このブログです)。

ブログ運営のための準備

まず、ブログ運営するための準備です。カウフマンの動画では準備は大体2時間くらいと言っています。

ブログ運営の準備としてやったことは、

  1. サーバーを借りる。
  2. ドメイン決める。
  3. WordPressにプラグインを入れる。
  4. WordPressにテーマを入れる。
  5. 記事を投稿する。

ブログを開設するには何をすればいいのか、全く分からなかった超絶素人の僕ですが、上記のことをインターネットで調べて実践しました。大体3時間くらいで無事、初めての記事をブログに投稿することができました。

ブログ運営のスキル分解

ブログに1つ記事を投稿して、ブログ運営の準備が整ったところで、

  • ブログ運営のスキル熟練度をどこに設定するか
  • ブログ運営のスキルをどう分解するか

上の2つを考えました。

まず、熟練度については、読者の目を惹き、見やすいデザインのブログかつ分かりやすい記事を5つ投稿するに設定しました。

スキル分解については、以下の3つのスキルに分解し、優先順位をつけました。素人かつ情報源もあまり確保しなかったので、完全に独断と偏見で優先順位をつけてしまったのがちょっとダメなところでしたね、、、

  1. ブログデザインの素材となる画像の作成
  2. ブログで取り上げるテーマの整理
  3. テーマに沿った記事の作成

スキルを分解して、優先順位もできたので、デザインの素材となる画像の作成から取り掛かりました。その後、ブログテーマを整理し、テーマに沿った記事を書き書きして、、、

結果として、デザインに凝りすぎ、テーマも定まらず、グダグダな記事が3つほど投稿された頃には20時間過ぎていた(笑)。

ブログ運営に20時間捧げた感想

ブログ運営を始めるきっかけとなったのは、確かにカウフマンの動画です。しかし、もともとブログ運営に興味を持ったのは、新しい収入源を確保したかったからです。カウフマンの主張からすると、目指すスキル熟練度が専門家レベルのところですね。

そんな僕が、ブログ運営を始める「最初の20時間」をカウフマンのアドバイスに沿って行ってみた感想として、

ブログを開設して、4~5記事くらい投稿することを経験する

このくらいの目標設定ならば、十分20時間で達成できると感じました。学習曲線でいうそこそこ上手いレベルがこのレベルということですね。まあ、確かに普通の一般人は、WordpressとかSEOとか知ったこっちゃないレベルですからね。

一方で、ブログ運営に対する僕の目標である「新たな収入源に育てる」という点では、当然20時間では全く足りないことも分かりました。20時間程度、素人がブログいじったところで、1円も稼げないですね。

その後のブログ運営は紆余曲折ありながらも、新たな収入源に育てるためにこうしてコツコツ記事を作っています。最初の20時間では全く考慮していなかった(というか重要性すら気づいていなかった)、SEO対策やHTML、CSSの知識、さらに読者ニーズを満たす記事作成のコツなど、いろいろな事を調べて、徐々に魅力的なブログにするにはどうすべきか分かってきました。

なりたい自分を目指して、挑戦し続けよう!

人は誰しも幸せに生きたいと思うものですよね。人は幸せになるためには、なりたい自分になることが必要です。

あなたのなりたい自分は、どのようなものですか。

僕がなりたい自分は、昨日できなかったことが今日できるようになり、そして、できることが増えることにより、誰かを幸せにできる自分です。

ここまで記事を読んで頂いたあなたならば、きっと少しは僕の考えに共感して頂けたと思います。そして、そんなあなたは、挑戦することがきっと好きなんだと思います。

カウフマンの主張のように、時間を有効活用して、20時間でサクッと新しいスキルを獲得してみませんか。その20時間であなたの人生に思わぬ光が差し込むかもしれませんよ!

今回の記事で取り上げた動画はこちら

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