ネット銀行ってどれを使ったらいいんだろう。
おすすめの銀行を教えて欲しい。
そんな疑問に答えるために、今回は、ネット銀行について、金利と手数料の面からどれがおすすめかを記事にしました。ネット銀行の口座開設に迷っている人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
どーも、RunRunです。なるべく高い金利と低い手数料の銀行を探すべく、各銀行の金利・手数料を調べ、自分のライフスタイルに合った5つのネット銀行口座を使い分けている、お得大好き人間です。
今回は僕の体験を基に、おすすめのネット銀行について紹介します。「金利や手数料を気にするなんて、細かすぎるのでは?」と感じる方もいるかと思います。しかし、塵も積もれば山となる、わざわざ、低金利で手数料が高い銀行を利用する必要はありません。この機会にお得な銀行口座を作ってみてはいかがでしょうか。
ネット銀行の活用を始め、僕が実践したおすすめ節約術を紹介している記事も参考にしてね。
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ネット銀行のメリット
ネット銀行のメリット
- 金利が高い
- 手数料が低い
- 24時間利用可能
- 提携ATMが多い
ネット銀行とは、インターネット上で振込などが行える銀行です。従来の銀行と異なる点として、紙の通帳がなかったり、実店舗がほとんどなかったりなどが挙げられます。一般的に、実店舗や通帳の作成などの費用がかからない分、金利が高かったり、振込手数料が安かったりと、利用者にとっては魅力的なサービスが提供されています。
インターネット上でお金のやり取りができるので、24時間いつでも振込、残高確認などが可能な点もメリットです。また、複数の銀行ATMと提携しているネット銀行もあり、あなたの住んでいる近くに手数料無料で利用可能なATMもあるかもしれません。
それでは、利用者にとってはメリットが多いネット銀行について、おすすめの銀行を紹介していきます!!
おすすめのネット銀行8選
普通預金金利 | 定期預金金利 | 他行振込手数料 | ATM利用手数料 | |
あおぞら銀行BANK支店 | 0.2% | 0.2%(1年) | 月0-3回無料 | 無料(ゆうちょATM) |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.11%(GMOクリック証券と連携) | 0.02~0.03% | 月1~15回無料 | 入金無料 出金2回-15回無料 |
楽天銀行 | 0.1%(楽天証券と連携) | 0.11%(1年) | 168~262円 | 月5回無料(指定銀行) |
auじぶん銀行 | 0.1%(auカブコム証券と連携) | 0.05%(1年) | 月0~15回無料 | 月0~11回無料 |
SBJ銀行 | 0.02% | 0.25%(2年) | 月7回無料 | 月10回無料(指定銀行) |
イオン銀行 | 0.01~0.1% | 0.02% | 220円 | 月1~5回無料 |
住信SBIネット銀行 | 0.01%(SBI証券と連携) | 0.15%(1年) | 月1~15回無料 | 月2~15回無料(出金) |
ソニー銀行 | 0.001% | 0.15%(6ヶ月) | 月2回無料 | 月4回無料(出金) |
今回紹介する8つの銀行について、概要を上の表にまとめました(2020年8月)。既に貯金が多く、なるべく金利が高い銀行を探している方は、普通預金金利を重視しましょう。
一方、毎月他行へ振込する必要があり、その都度手数料を支払わなければいけない方は、振込手数料が無料になる銀行を選びましょう。
今回の記事を読んで、あなたにぴったりのネット銀行を選び、お得になったお金でプチ贅沢でもしてみてはいかがでしょか。
あおぞら銀行 BANK支店
2020年8月現在、普通預金の金利が0.2%と最も高いです。現在、低金利の銀行に眠っているあなたの貯金は、今すぐに全てあおぞら銀行BANK支店に移すことをおすすめします。
定期預金の金利は1年間が0.2%(単利型)です。その他の期間は、6ヶ月、3年、5年とあり、金利が0.15%です(単利、半年複利型、50万円以上)。基本的には、普通預金が最も金利的にお得かつ、いつでも引き出せるので、わざわざ定期預金を利用しなくても良いでしょう。
他行への振込手数料は、普通預金口座へ500万円以上で月2回無料、あおぞら銀行BANK支店のVisaデビットカードを1回以上利用すると月1回無料、2条件合わせると月3回無料です。Visaデビットカードは作って1回以上使うくらいならば、比較的達成可能な条件ですね。
ゆうちょATMは、制限なく利用料無料なので、ゆうちょATMが近くにある方は、手数料を気にせず自由にお金を出し入れできるのもメリットですね。また、セブン銀行は入金や残高照会ならば制限なく無料です
GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行は、GMOクリック証券と連携で金利が0.11%で、高金利です。連携しなければ、普通預金の金利は0.001%で、ゆうちょ銀行など多くの銀行と同じ金利です。GMOあおぞら銀行に預金するならば、絶対GMOクリック証券と連携することをおすすめします。そうでないと、金利に関してメリットは全くないです。
また、定期金利は0.02~0.03%とあまり金利が高くありません。定期預金を利用するより、GMOあおぞらネット銀行+GMOクリック証券の連携をおすすめします!
他行振込手数料は月1-15回無料。何もしなければ1回無料ですが、カスタマーステージによって、振込手数料が無料になる回数が増えます。ただし、外貨普通預金をしない人はステージアップできないです。また、ステージアップの条件として、外貨普通預金の残高も30万円以上に設定されており、個人的になかなか難しい条件だと思います。
ATM利用手数料は、入金の場合、セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行で手数料無料です。一方、出金は、月2-15回無料です。こちらも振込手数料と同様にカスタマーステージ条件によって変わりますが、厳しい条件なので、基本的には月2回と考えておいた方がよいかもしれないです。
カスタマーステージの条件はこちら
楽天銀行
楽天銀行は、楽天証券と連携することで金利が0.1%になり、比較的高金利です。連携しない場合でも、金利0.02%ですが、わざわざ低い金利にする必要はないので、ぜひ楽天銀行と楽天証券、両方とも口座を開設し、連携しましょう!
楽天銀行の定期預金は、1年ものが0.11%の金利です。楽天銀行+楽天証券での普通預金金利に比べて少し金利が高くなりますが、それほど恩恵を受けるわけではありませんので、わざわざ定期預金を利用しなくてもいいでしょう。
また、楽天銀行を楽天カードの引き落とし先に設定すると、楽天市場での買い物で+1%の還元率になり、お得です。具体的には、以下の通りです。
- 楽天会員:+1%
- 楽天カード利用:+2%
- 楽天カード+楽天銀行:+1%
楽天会員になり、楽天カードと楽天銀行の口座を作れば、自動的に合計4%の還元率になります。驚異的な還元率ですね。楽天市場で日頃から買い物する習慣がある人は、ぜひ楽天カード、楽天銀行の申し込みを検討してみましょう。
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ATM利用手数料は、以下の銀行では、誰でも月5回まで出入金が無料です。
- セブン銀行
- イオン銀行
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- ローソン銀行
- イーネット
- PatSat
会員のステージによっては、月7回まで無料回数が増えますが、月5回以上ATMを使う機会がある人は少ないと思いますので、ほとんどの人は楽天銀行を使っていて、ATM手数料を気にする必要はないと思います。
他行振込手数料は、3万円未満は168円、3万円以上は262円です。ただし、給料や賞与、年金の受け取り口座に楽天銀行を指定すると、他行への振込手数料は月3回無料です。会社によっては、指定できる銀行口座が限られる人もいると思います。もし、楽天銀行の他行振込手数料を無料にしたければ、自分の勤めている会社の給料の振り込みが楽天銀行でも可能であるか確認しておく必要があります。
auじぶん銀行
auじぶん銀行の普通預金の金利は、auカブコム証券と連携することで金利が0.1%とお得になります。連携しなければ、0.001%なので、他の銀行を利用した方がお得でしょう。定期預金の金利は、1年ものが0.05%とあまり高くないです。auじぶん銀行+auカブコム証券の連携の方が高金利でおすすめですよ!
また、auじぶん銀行は、auじぶん銀行と三菱UFJ銀行への振り込みは無料です。その他の銀行についてはじぶんプラスのランクに応じて月0~15回になります。じぶんプラス3~4のステージならば、比較的達成可能だと思いますので、他行振込手数料は月1~8回無料になります。
じぶんプラスの各ステージの特典と達成条件はこちら
同様に、提携ATMが無料で使える回数もじぶんランクに応じて決まります。じぶんプラス3~4のステージならば、月4~8回引き出しは無料になります。入金は制限なく無料です。ただし、ゆうちょ銀行のみ、入出金いずれも月1回しか無料になりません。
提携ATM:三菱UFJ銀行、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット銀行、ゆうちょ銀行
SBJ銀行
SBJ銀行は、普通預金金利が0.02%です。あおぞら銀行BANK支店や証券口座と連携したGMOあおぞらネット銀行などと比べると低いですが、ゆうちょ銀行をはじめとする多くの銀行に比べれば、金利的にお得ですね。
また、2年間の定期預金では金利0.25%となり、高金利です。2年くらい使わないであろう資金があれば、SBJ銀行の定期預金に入れておいても良いかもしれません。
SBJ銀行の最大のメリットは振込手数料の無料回数が多い点です。SBJ銀行の振込手数料は、誰でも月7回まで無料であり、ネット銀行の中では最多の無料回数を誇ります。毎月7回も他行に振り込む人はあまりいないと思いますが、かなりのメリットだと考えられます。
毎月、数百円でも手数料を取られていると積もりに積もって大きな金額になってしまいますので、要注意な出費です。本来、SBJ銀行ならば節約できる支払いなので、現在、毎月他行に振り込みを行っている人はSBJ銀行の口座を開設して振込手数料を無料にしましょう。
ATM利用手数料は、セブン銀行、イオン銀行、イーネットは入出金の合計回数が月10回まで無料で行えます。ゆうちょ銀行、みずほ銀行の場合は、入出金の合計回数が月3回まで無料で行えます。ゆうちょ銀行、みずほ銀行のATMしか近くにない人は、無料で入出金できる回数が少ないので、計画的に利用しましょう。
イオン銀行
WAONユーザーは絶対持っておくべきクレジットカードであるイオンカードセレクト、このイオンカードセレクトを作ると自動で口座開設されるのがイオン銀行です。イオンカードセレクトはお得なクレジットカードなので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
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イオンカードセレクトに申し込む際に一緒に開設されるイオン銀行は、ステージに応じて最大0.1%の金利になります。ただし、0.1%の金利になるためには、プラチナステージになる必要があり、ハードル高めです。
一方、ブロンズステージならば、口座開設後にインターネットバンキング登録をすれば、イオンセレクトやWAONを全く利用していなくても、達成可能です。ブロンズステージでは、金利が0.01%であり、比較的高めですが、あおぞら銀行BANK支店などの高金利ネット銀行に比べれば低いです。金利だけを考慮するならば、イオン銀行に預金することにあまりメリットはないでしょう。
定期預金はどの期間、どの金額でも一律で金利0.02%です。最短期間は1ヶ月なので、1ヶ月以上使わない資金があり、少しでも金利を上げたい人は、定期預金を利用しても良いでしょう。ただし、他に金利の高い普通預金を提供しているネット銀行(あおぞら銀行bank支店、GMOあおぞらネット銀行、楽天銀行など)があるので、そちらの銀行を利用することをおすすめします。
なお、ブロンズステージでは、他行振込手数料は無料にならず、他行ATMを利用した出入金もは月1回まで無料になるので、あまり使い勝手は良くないです。イオン銀行のATMが近くにある人以外は、手数料がかからないように注意しましょう。
イオン銀行は、金利・手数料面を考慮するとベストな銀行とは考えられませんが、WAON利用者はオートチャージ設定して還元率を上げるためにも、イオン銀行を作っておいても損はないでしょう。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、SBI証券と連携することで普通預金の金利が0.01%になります。SBI証券と連携しないと、超絶低い金利なので、住信SBIネット銀行を利用する人はぜひSBI証券の口座も開設し、連携しましょう。
また、1年間の定期預金の金利が最も高く0.15%です。比較的高いため、1年間使わない余剰資金がある方は利用しても良いでしょう。ただし、あおぞら銀行BANK支店の普通預金の方が金利が高いので、こちらに預けた方がお得でしょう(2020年8月)。
他行振り込み手数料は、誰でも月1回無料です。ランクに応じて最大で月15回無料になりますが、外貨預金や仕組預金をする予定のない人は達成できません。現実的に達成可能な条件としては、30万円以上の預金 or 30歳未満といったところでしょうか。いずれの条件でも月3回まで振込手数料が無料なります。
各ランクの詳細条件はこちら
また、下記銀行のATM手数料は入金は無料です。出金に関しては、ランクに応じて月2~15回無料になります。現実的には月5回無料あたりだと思います(もちろんお金持ちで住信SBIネット銀行に大半の財産を預金しようとしている人は無料の回数は増えますよ)。
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- イーネット
- ローソン銀行
ソニー銀行
ソニー銀行は、普通預金の金利は0.001%と低く、メリットはありません。定期預金では、6ヶ月、1年物で0.15%の金利です。比較的高いので、必要に応じて利用しても良いでしょう。まあ、あおぞら銀行BANK支店に比べて、金利が低いので積極的に選ぶ理由はありませんが、、、
また、ソニー銀行が発行している、Sony bank WALLETデビットカードに申し込むと、他行振込手数料が月2回まで無料になります。デビットカードは浪費家の人にとっては使いすぎを防いでくれるメリットがあるので、日頃お金を使いすぎてしまう人は、Sony bank WALLETデビットカードを作っておいても良いでしょう。もちろん年会費、発行料はかかりませんので、例えデビットカードなんて使わないという人でも、他行振込手数料を無料にするために作っておいて損はないでしょう。
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ATM利用手数料は、提携している下記7社のATMで入金は無料です。また、出金も月4回まで無料です。様々なATMを無料で使える点はメリットでしょう。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- イーネット
- ローソン銀行
ネット銀行のデメリット
ここからネット銀行のデメリットについて解説していきます。まだネット銀行を開設したことのない人は、いろいろ不安もあると思いますが、基本的にはネット銀行は便利ですよ!
IDや暗証番号を忘れてロックされる
IDや暗証番号を何度も間違えてしまうと、ロックされる場合がほとんどです。ロックされてしまうと手続きが面倒くさかったり(電話してロック解除依頼しないといけないなど)と、すぐに対応できないこともあります。
特に、ネット銀行を複数持っている人は、どの銀行にどの暗証番号やIDを使っているか覚えておかないと、いざというときに使えないということもありますので注意しましょう。
振込口座や引落口座に指定できない場合がある
勤めている会社によっては、給与振込口座にネット銀行を指定できなかったり、公共料金や税金の引落口座としてネット銀行を使えなかったりする場合があります。こういう事態を避けるためにも、メガバンクやゆうちょ銀行などの銀行口座も持っておくことをおすすめします。
セキュリティーが甘いとヤバイ
ネット銀行は、暗証番号やIDなどネット上で入力し、口座内のお金を移動させることができます。もし、暗証番号やID等が盗まれ、第三者があなたの口座に侵入してしまうと、不正に送金されたり、利用されたりする危険があります。
ネット銀行を利用するにあたり、セキュリティー面はしっかり意識し、IDやパスワードはなるべく使いまわさない、推測されない、なおかつ忘れにくいものにしましょう!
とはいえ、複数のネット銀行の口座を開設している人は、なかなかパスワードを覚えられず、ついつい使いまわしのパスワードに設定してしまうこともあるのではないでしょうか。僕自身もパスワードを使いまわしてしまうこともあります(定期的にパスワードは変えるように心がけて入るものの、、、)。ネット銀行への不正アクセスには、お互い気を付けましょう。
目的に応じて、ネット銀行を使い分けよう!
今回紹介したネット銀行は口座開設や口座維持に関して無料ですので、口座を作るだけでは決して損をしません。あなたの目的に応じて、複数のネット銀行で口座を持っておくことをおすすめします。
皆さん、なるべく良い金利の預金したかったり、他行振込手数料をなるべく無料にしたかったりと、それぞれ目的が違うと思います。金利はなるべく高く、手数料はなるべく低くを目指し、目的を達成するためにネット銀行を上手く使い分けましょう。
おすすめのプランを下に示しました。長々と記事を読んだけど、何がいいか全くわからにという人はぜひ参考にしてみて下さい。
RunRunおすすめ
- 余剰資金は、普通預金の金利が最も高いあおぞら銀行BANK支店に預ける。
- 他行振込手数料を無料にする回数を多くしたいので、SBJ銀行口座から他行に振り込む。
- 楽天市場でお得に買い物したいので、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行にする。また、楽天銀行の金利を高くしたいので、楽天証券と連携しておく。
- WAONをお得に使いたいので、イオンカードセレクトを作って、イオン銀行の口座も開設しておく。
なお、おすすめであっても近くに無料で利用できるATMがない場合は利用しない方がいいでしょう。ATM利用で毎回手数料を取られるのも、せっかくの節約が台無しになりますし、遠くまでガソリン代をかけて出かけるのも節約が台無しになります。
さあ、あなたの生活スタイルに合ったネット銀行を選び、今まで払っていた手数料や低かった金利を改善して、ちょっとお得な暮らしを始めましょう!!
※ネット銀行の口座開設が完了したら、お得なキャッシュレス決済を始めてみませんか。下の記事を参考にしてみて下さい!
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