電子マネーって一体どれを使えばいいんだろう。
クレジットカードや○○Payなどキャッシュレスの支払い方法がいっぱいある昨今、電子マネーを使うメリットって何だろう。
そんな疑問に答えるために、今回は主要6種類の電子マネーについて徹底解説します。
どーも、RunRunです。僕は普段からクレジットカード、QRコード決済、電子マネーを上手く使い分け、効率的に貯めたポイントでプチ贅沢をすることで快感を得ている変人節約マニアです。
今回は、Suicaやnanacoなど昔から使われてきた電子マネーについて解説します。最近、○○Payの大流行で電子マネーの存在は小さくなってしまった印象ですが、便利でお得な支払い方法の1つであることは間違いありません。この機会にもう一度、電子マネーの良さを再認識してみてはいかがでしょうか。
電子マネーのメリット
電子マネーは、対応するICカードやスマホなどをレジの端末にかざすと「チャリ~~ン!」みたいな音が鳴って、決済が完了するキャッシュレス支払い方法です。今回は、主要6種類の電子マネーについてそれぞれの特徴について解説してきます。
主要6種類の電子マネー
- Suica
- WAON
- nanaco
- 楽天Edy
- iD
- QUICPay
支払い方式
電子マネーの支払い方式は、2種類あります。
- プリペイド型(事前にチャージ、オートチャージ)
- ポストペイ型(後払い)
対応する電子マネー
プリペイド型:Suica、nanaco、WAON、楽天Edy、iD
ポストペイ型:iD、QUICPay
ポストペイ型はクレジットカードと同じような感覚で使用できます。一方、プリペイド型は事前にチャージしていない場合は、チャージ金不足で支払いできません。オートチャージ設定できるクレジットカードを利用することで、チャージし忘れを防ぐこともできます。
独自ポイント
今回紹介する4種類のプリペイド型の電子マネーは、支払いに利用することでポイントが付与されます。これらの電子マネーを上手く利用すると、クレジットカードによるチャージでポイント付与 + チャージした電子マネーの利用でポイント付与のポイント二重取りができます。
利用するとポイントが付与される電子マネー
- Suica:還元率0.5%~1%
- WAON:還元率0.5%~1%
- nanaco:還元率0.5%
- 楽天Edy:還元率0.5%
Suicaの場合、JRE POINTに登録したカードでは、駅ビルやエキナカなどで利用すると100円~200円につき1ポイント貯まり、還元率0.5~1%になります。同様に、JR東日本の在来線乗車でも還元率0.5%でポイントが貯まります。さらに、モバイルSuicaを利用すれば、還元率2%になり、超お得ですね。
WAONでは、会員登録したカード(クレジットカード含む)を使用した場合、イオングループの対象店舗で還元率1%なります。
上記のようにSuica、WAONは、使う場所によっては電子マネーの利用だけで、1%還元になり、一般的なクレジットカード並みの還元率を得られます。また、プリペイド型の、Suica、WAON、nanaco、楽天Edyは、クレジットカードによるチャージを合わせれば、ポイント二重取りができ、もっともっとお得になります。
一方、ポストペイ型の電子マネーは、利用自体でポイントが貯まることはありません。ただし、それぞれの電子マネーとクレジットカードと紐づけることで、クレジットカードの利用としてポイントが還元されます。
どのクレジットカードを電子マネーに紐づけるかによって、ポイント還元率ももらえるポイントの種類も違ってきます。あなたの生活スタイルに合った、電子マネー+クレジットカードを探してみましょう!
主要6種類の電子マネーを比較
Suica
Suicaは、JR東日本の電車利用者ならば確実に持っているでしょう。また、Suicaはコンビニを始め、いろいろな店舗で利用でき、非常に便利な電子マネーですね。Suicaの利用に対しては、JR東日本の在来線などへ乗車や駅ビルなどでの買い物で、0.5%~1%ポイントが還元されます。モバイルSuicaでJR東日本の在来線に乗車すれば、2%ポイントが貯まり、超お得ですよ!
さらに、Suicaへのチャージをクレジットカードで行うことでもポイントが貯まります。最もおすすめのSuicaにチャージできるクレジットカードは、ビックカメラSuicaカードです。その還元率は1.5%。Suicaのチャージ上限は2万円なので、高価な買い物には利用できないものの、Suicaを使える場所での2万円以下の支払いならば、還元率1.5%になるため非常にお得ですね!リクルートカードやREXカードなどの高還元率クレジットカードでも還元率は、1.2%や1.25%なので、、、
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さらに、ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuicaを使って、JR東日本の電車に乗れば、クレジットカード利用:1.5%還元 + Suica利用:0.5%還元 = 2%の還元率になります。モバイルSuica利用(2%還元)なら、合計で3.5%の還元率です。この還元率を見て、Suicaを使わずにいられるでしょうか。もうSuicaを使ってどんどん使って、どんどんお得になりましょう!!
なお、SuicaはJR東日本が発行している最も主要な交通系の電子マネーです。住んでいる地域によっては、ビックカメラSuicaカードのオートチャージやクレジットカードチャージができない場合もありますので、ご注意ください。
交通系の電子マネーは地域や提供している会社によって以下のものもあります。あなたの住んでいる地域に合った電子マネーを使いこなしましょう。
- PASMO(首都圏エリア)
- ICOCA(JR西日本エリア)
- PiTaPa(関西、北陸、東海エリア)
- manaca(名古屋エリア)
- Kitaca(北海道エリア)
- TOICA(東海エリア)
- SUGOCA(九州エリア)
- はやかけん(福岡エリア)
- nimoca(九州、函館エリア)
WAON
WAONは、イオンやローソン、ウエルシア、マクドナルドなどなど、いろいろなところで利用できる電子マネーです。チャージ上限は5万円です。基本的に200円で1ポイント貯まり、0.5%の還元率です。ただし、イオングループの対象店舗で会員登録したWAONカード(クレジットカードも含む)を利用すれば、200円で2ポイントもらえ、還元率1%と非常にお得です。貯まったポイントはWAONにチャージでき、1ポイント=1円で使えます。
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WAON利用者に最もおすすめするクレジットカードはイオンカードセレクトです。イオンカードセレクトでWAONをオートチャージ設定すれば、チャージした時も0.5%のポイントが付与されます。すなわち、オートチャージ:0.5%還元 + WAON利用:0.5%還元 = 1%の還元率です。
さらに、イオングループの対象店舗で利用すれば、オートチャージ:0.5%還元 + WAON利用:1%還元 = 1.5%の還元率となり、めちゃくちゃお得ですね。毎週末、家族でイオンモールに出かけている方にとっては、イオンカードセレクトでWAONをオートチャージ設定は絶対絶対しておいた方が良いでしょう。
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もちろん、クレジットカード機能がない普通のWAONカードを利用しても、WAON利用時にポイントは貯まります。しかし、イオンカードセレクトでオートチャージ設定しておけば、0.5%還元率がアップしますので、この機会にぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。
nanaco
nanacoは、セブンイレブン、イトーヨーカドー、ビックカメラ、吉野家など幅広い店舗で利用可能な電子マネーです。nanaco利用時には、200円ごとに1ポイント貯まり、還元率0.5%です。
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また、セブンカード・プラスでnanacoにチャージすると、クレジットカード利用の0.5%ポイントも付与され、ポイント二重取りができます。セブンカード・プラスでチャージしたnanacoで支払えば、実質1%の還元率です(クレジットカード利用:0.5%還元 + nanaco利用:0.5%還元)。
セブンカード・プラスは、nanacoにチャージできる唯一のクレジットカード(新規登録の場合)であるため、nanacoでポイント二重取りしたい人には、必須カードです。nanaco利用者は持っていても損はないカードですね。なお、通常還元率は0.5%と低いため、メインカードとしての利用はおすすめではありません。
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余談ですが、nanacoのお得な利用方法として、セブンイレブンでQUOカード購入するという方法があります。セブンイレブンでは、nanacoでQUOカードが購入でき、10000円で10180円分のQUOカードが購入できます(還元率1.8%)。セブンカード・プラスでnanacoにチャージすれば、0.5%還元なので、実質2.3%の還元率になります(nanaco利用時の0.5%はQUOカード購入の場合付与されません)。QUOカードはコンビニ等いろいろな店舗で使えるので、日頃からQUOカードを使えるところで買い物する人にはおすすめですよ。
nanacoにチャージできるnanacoポイントは、nanacoの利用以外にもクレジットカード利用で貯めることができます。先ほど紹介したセブンカード・プラス(還元率0.5%~)の他、JCB CARD W(還元率1%~)の利用でも貯められます。
具体的には、JCB CARD Wで貯めたOki Dokiポイントをnanacoポイントに交換する方法です。この方法は、Oki Dokiポイントを最もお得に使う方法であるため、普段からnanacoを利用する人はJCB CARD Wを利用してみてもいいのではないでしょうか。まあ、個人的にはポイント交換めんどくさいので、そこまでおすすめではないですが(笑)、、、
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楽天Edy
楽天Edyは、セブンイレブンやローソンなどのコンビニ、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、マクドナルドなどなどの店舗の他、Amazonなどのネットショップでも利用でき、使い勝手の良い電子マネーです。
楽天Edy利用すると、200円ごとに1ポイント貯まり、還元率は0.5%です(一部店舗ではポイント2倍で還元率1%)。また、チャージ上限は5万円です。ポイントは楽天ポイントとして付与されますが、おサイフケータイに登録すれば、PontaやTポイントなどの好きなポイントを貯めることもできます。
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クレジットカードで楽天Edyにチャージすれば、クレジットカード利用のポイントと楽天Edy利用のポイントの二重取りができます。最もおすすめのクレジットカードは、リクルートカードです。リクルートカード利用:1.2%還元 + 楽天Edy利用:0.5%還元 = 1.7%の還元率になります。
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iD
iDは、コンビニ、スーパー、レストランなど全国のほとんどの店で使える電子マネーです。iDを利用してもポイントは貯まりません。また、1回の支払い上限を指定している店舗もありますが、ほとんどの場合、iD付きのクレジットカードの利用額上限までiD払いができます。
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チャージ不要のポストペイ型のため、プリペイド型のようにチャージし忘れで使えないということが起こらない点がメリットですね。
iD付きクレジットカードで最もおすすめはdカードです。特に、dカード特約店でiD支払いすると、還元率が爆上げするので、非常にお得です。下の表を参考に、日頃からdカード特約店で買い物する人は是非持っておくべきカードです。
店舗 | dカード特約店としての特典 | dポイント加盟店としての特典 | 実質還元率 |
ローソン | 3%OFF(クレカ or iD利用) | 100円で1ポイント | 5% |
マツモトキヨシ | 100円で2ポイント(クレカ or iD利用) | 100円で1ポイント | 4% |
ビックエコー | 100円で2ポイント(iD利用) | 100円で1ポイント | 4% |
エネオス | 200円で1ポイント(クレカ or iD利用) | なし | 1.5% |
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なお、iDはプリペイド型の支払い方法も選べますが、ポストペイ型にして紐づいているクレジットカードで支払った方がポイント還元率の観点からお得です。
QUICPay
QUICPayは、セブンイレブン、イオン、ウエルシア、ガストなどなどいろいろな店で使える電子マネーです。QUICPayを利用してもポイントは付与されません。また、1回の利用上限が2万円です。ポストペイ型であるものの1界の利用上限がある点で、iDに比べると使い勝手が悪い印象ですね。
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QUICPayをお得に使うためには、QUICPayの利用額を支払うクレジットカードの還元率が重要です。QUICPay付きのクレジットカードで最もおすすめなのは、Orico Card THE POINTです。
Orico Card THE POINTは還元率1%、新規入会後の6ヶ月間は還元率2%のお得なクレジットカードです。QUICPayを使い人はぜひ申し込みましょう。
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プリペイド型の電子マネーは、チャージ上限が2万円~5万円であり、それ以上の高価な買い物に利用できません。いままで説明してきた通り、クレジットカード + 電子マネーを使いこなせば、非常に高い還元率になりますが、高価な買い物ではその恩恵を受けることができません。
もし、5万円以上の買い物をするときは、素直にクレジットカードを使いましょう。どのクレジットカードを使ったらいいか分からない人は、下の記事を参考にしてください。クレジットカードのお得な使い分けについて解説しています。
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おすすめの使い方5選
- ビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージして、利用する:還元率1.5%
- イオンカードセレクトでWAONをオートチャージ設定し、利用する:還元率1%~1.5%
- セブンカード・プラスでnanacoにチャージして、利用する:還元率1%
- リクルートカードで楽天Edyにチャージして、利用する:還元率1.7%
- dカード特約店でdカードのiD支払い:還元率1.5%以上
できるところから実践すれば、日頃の支払いでもポイントザクザク貯まりますよ。あなたが普段利用している店舗では、どの電子マネーが使えるか調べて、お得な使い方を試してみてはいかがでしょうか。
キャッシュレス時代に、電子マネー + クレジットカードを上手く使いこなし、ちょっとお得な生活をしてみてはいかがでしょうか。